ダイセーエブリー二十四株式会社様
田中社長には、名古屋31期生で受講された社員さんの、ご見学にいらっしゃったときの、ヤマネット研修の感想を伺いました。
(田中社長)
生徒の人達の雰囲気に興味を持った。僕らも研修やっていてすごく困ることが時々ある。それは集合研修で人を集めて研修を組み立てていこうとするときに、生徒のばらつきがあると、それぞれのレベルを合わせるのが大変。
(山田社長)
役職の階層とかですか?
(田中社長)
例えば経理の研修として。経理のことに初心者の人と、経理のことをすごくよくわかっているベテランの人とでは同じ研修を受けるにしても、研修に対するニーズが違ってきますよね。そこを合わせるのがすごく難しい。
ヤマネットは意図的か、意図的でないかは別としても、受講生のレベルを合わせようとしてる。もう少し踏み込んで言うと、仮にヤマネットの研修に参加してくる受講生のレベルが違っていたとしても、組み合わせに結構こだわっている印象。そこは、なるほどな、と感じ取れた。
今回、弊社から参加した3人というのは、センター長とか営業所長。しかし、まだ管理職になったばかりの人達も、前回の研修にはいて、だからどういう風にするのかな?と思ったら、バランス考えたグループが組まれていた。
(山田団長)
グループ編成には一番時間をかけています。半年間、模擬会社という形で運営をみんなで行います。例えば20人の内、模擬社長ができて模擬課長ができる。そうすると日常の会社に近づいてくる。いろんな階層がいて、それぞれの立場に応じた捉え方受け方ができます。
(田中社長)
他にもおもしろいなと思ったのは、これは僕らの会社の研修にはない全く欠けている部分。伝え方。人にものを伝えるという事に、すごくこだわってやっているでしょう。あれが、なるほどと思った。
たとえばこの間一人、上手なプレゼンテーションをしてるなって思う人がいたの。ところがその人は、第一回目のプレゼンテーションでは、すごく極端で大きな声を出したりしていた。プレゼンとはなんぞや?というような、全くやったことない人が元気いっぱいにやってみた。でもところが、それではものは伝わらない。それで、いろいろなアドバイスを受けてやってみたら、初めてその人の話を聞く僕でも「あ、すごく簡潔でよかったな。」と思った。
もう一方で我々のセンター長がプレゼンをしたんだけども、やっぱりこういろいろなことを知っている分、資料を含めてあるいは説明の仕方も含めて、ちょっと情報過多っていうか。で、言葉もやっぱり難しい言葉を使ってしまっている。やっぱり伝えるというのはすごく重要だなと。
とくに伝える相手がドライバーさんだったり、センターの作業をやっている方だったり、そうゆう人達にものを伝えなきゃいけないわけでしょう。だから難しい言葉を使って、難しく難しくしゃべってもやっぱり伝わらないし。あるいは大きな声を出して思いだけを伝えても、やっぱり相手には伝わらない。その辺のレベルというか、落としどころっていうか。そこがね、僕らの社内の研修には全く欠けていた視点だった。
(山田団長)
ありがとうございます。
(田中社長)
我々も相当こだわって教育のプログラムを、基本的には自社内で全部完結させようと、研修にはこだわってきたんだけれども。費用もかかるし。でもある時、テーマによっては、あるいは視点によっては外の力を借りる。同じ事を言うでも、外部方に言ってもらった方が、腹落ちするケースってあるよねって。
そういうのに我々も気づき始めて、それから外部にいろいろ頼んでいるんだけれども、その外部というのは、コーチングだったりマナーだったり割と狭いテーマを深堀り。そのような専門的な知識が必要なところは、やはり自分たちではできないので。だから、そういった意味で、今回のような形でのアウトソーシングというのは初めて。
(山田社長)
なるほど。今回は外に出て外部の人達との他流試合のような形の研修。一方で、外部の方に来て頂く研修。外部の刺激でも二通りありますね。同業者同士の同じような立場の人達が刺激しあうっていう点では、外部の先生が来て受けるピンポイントの刺激じゃなくて、(ヤマネットは)シャワーみたいな感じです(笑)
しかしエブリーさんみたいに、長年に渡って社内教育をしている会社でも、新たな気づきみたいなのがあるんですね。それに貢献しましたな(笑)
(田中社長)
あとヤマネットがおもしろいのはアドバイザーだね。アドバイザーが鍵だよね。アドバイザーのこの研修における位置づけが大きくて。やっぱり、、研修生だけではなかなか上手く進まないところを、後押ししたりときにはこう叱咤激励したり、あるいは悩みに乗る悩み相談する。そのアドバイザーの存在がおもしろいなと思った。僕らの研修ではそのような立場の人達は全くいないので。
(山田社長)
まさしくアドバイザーはキーなんです。ヤマネットの研修は11年になるんですけど、ヤマネットの卒業生から、団長手伝うよ、と自然発生的にできたのがアドバイザー制度なんです。年2回、全国アドバイザーミーティングを開いて、現在の研修についていろんな意見を伺い、それを次の研修に検討するようにしています。
(田中社長)
毎回毎回、次はどうしようという風に、前回のことを踏まえて、ちょっとずつ変化させてるっていうのがまた、ヤマネット研修のおもしろいところだよね。
(山田団長)
名古屋1期生でダイセーさんから受講されましたが、あのときから比べたら跡形もないくらい変わってる。ただ「習慣化」というベースは変わっていない。

(山田団長)
ところで、手紙とかありがとうカードとか面談とか。ヤマネットの研修は、人間のアナログコミュニケーションを研修の課題にしてきましたが、これについてはどう思いますか?
(松浦様:研修担当)
弊社はOneOnOneミーティングというのを構築して広めていこうというとしています。そういう面では面談は本当ぴったり。なかなかOneOnOneも深堀できないんで数値だけとか、上っ面だけ揃えるとかで本末転倒になりそうですが、前回(名古屋31期生)参加した人はその内容をしっかりわかって、面談の重要性のこともわかって。それを良かった点に上げてますね。
※OneOnOneミーティング・・・1対1ミーティング
(山田団長)
手紙についてはどうでしょう。
(松浦様:研修担当)
弊社ではお礼メールが企業文化がありまして、研修などでお会いすると、その後きちんとメールでお礼を出しましょう。としている。これが手紙として共有できる。ただなかなか根付かない。
(山田団長)
負荷とか、面倒くさいって感覚でしょうか。
(松浦様:研修担当)
メールよりお手紙が嬉しいというのはあるけど・・・(笑)
(山田団長)
なかなか書くっていうのが、文化として廃れてきちゃっているからこそ、価値があると思って。脳の活性化にもなりますしね(笑)自分自身、手紙で始まったご縁もたくさんあるので、ずっとこだわってやってきたけど、過渡期っていうか(プログラムから)外すべきかなと思うところもある。ヤマネット行くと、面倒なことやらされるって障壁が高くなっても困るしね(笑)
(田中社長)
僕は研修が終わった後、研修生の三人から手紙をもらったんだけど、やっぱり手紙って読むよね。メールは、、見る。そういった意味で、手紙ってこうだなって。価値っていうのがあると思う。だから続いていった方がいいと思うんだよね。
(山田団長)
なるほど。「見る」と「読む」。
(田中社長)
ありがとうカードね。OneOnOneミーティングの仕組みの中に入れちゃう。もうルール。つまり、OneOnOneミーティングをしましょう。ここはこうでしたよ、って書いて渡す。・・・ここまでやって、OneOnOneミーティングにする。
要するに仕組み化しないと、組織というのはうまく回っていかなくて。今回、ありがとうカードというのをせっかく教えて頂いたので、それを私たちの業務の中の仕組みに取り入れ、溶け込ませる事ができたら、習慣化とはまた話が違うんだけど、しっかり根付いていく。そこが重要なのかなと思う。
(山田団長)
続けます(笑)
関東や関西の営業所でもまたご参加下さい。
ありがとうございました。
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