使命 ~一所懸命に生きる~

使命。自分の命を如何に使うかということだ。

「いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとりいやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だから計算にいれてはいけない」

故司馬遼太郎さん著「竜馬がゆく」私の大好きな一節です。

生まれてから死ぬまでの時間を人生という。その時間の長さは平等ではないが、生きている者に「今」というこの瞬間は平等に与えられています。では、この「今」、自分は目的に向かう道中にいるか?それ以前に目的をもっているか?志を抱いているか?

司馬さんの言葉を借りるなら、生き死には自然現象である。だから計算に入れてはいけない。そして、それを言い訳にしてもいけないということだろう。そんな人生を悔いなきものにする為には、やはり使命を決定すること、志を抱くこと、目的を持つことです。決定すれば後はやり続けるのみ。とてもシンプルです。

もし、決められない、抱けない、持てない、わからない、という人への私からの提案は、与えられた環境、条件、仕事、場所、関わる全ての人を受容し、自分にとって全てが必要必然ベストであると言い聞かせてみる。そして、与えられた今日一日、今この瞬間を、与えられた環境条件の中で一所懸命生きること。使命の決定はそこからです。一生懸命とは一所懸命の積み重ね、皆に平等に与えられた今この瞬間を懸命に生きるのです。

5ケ月間の試練から逃げることなく、諦めることなく、友と励まし合い、助け合い、
懸命に取り組んできた皆さん、これからも逃げず、諦めず、励まし合い、助け合い、
学び、実践し続けて下さい。それが正しく皆さんの“使命”なのです。