年間行動計画書

成果に直結する「年間行動計画書」を作成します。

このセミナーでは受講される方が成果を上げるための、また夢や目標を実現するための、具体的な行動を示した計画書を作成します。物流マネージャー実践研修では月間行動計画書を作成しますが、年間行動計画書はその次のステップとなります。良い社風にするのも、業績の向上や事故撲滅も行動計画なしには達成できません。習慣化された行動を浸透させるために長期を見据えた計画書を作成します。

年間行動計画書とは

年間行動計画書の作成にあたり大事にしているのは、会社の使命と、会社が目指す目標に沿った計画書にすることです。激変する時代環境の中で、リーダーとして、会社の目標を達成させ成果を出し続けるためには、未来を描く「年間行動計画書」の存在は必要不可欠です。やるべきことの全体を把握し、その方向性を常に確認できるようにします。この計画書に書かれる内容は、1年後の自社と自分の姿です。夢のある未来を、具体的にイメージできる計画書を作成しましょう。

年間行動計画書で目指す成果
3つの成果

ヤマネットでは成果を3つに定義しています。
①社風の向上
②業績の向上
③事故撲滅
最も大事なのは社風の向上です。社風とは環境、風土、人間関係、雰囲気であり、より良い社風の先に業績の向上があり事故が起きない体質が育まれます。この3つの成果を上げるための行動を、年間計画書に反映させます。

計画書のステップ

まず自社分析を行います。自社を正しく知り、自社が目指すべき価値基準を共有することで、帰属意識が高まります。
・会社概要・経営理念・事業目的・歴史・業種業態・強み弱み・ターゲットの絞り込み

次に自社の目指す将来の姿やその実現のために、自分が取り組むべき問題課題を洗い出し、改善に向けて取り組む行動を計画書に落とし込みます。
・年間具体方針書・年間行動計画

具体方針書の例(社風向上)

ここでは現時点の取り組むべき問題や課題を具体的に分析し、一年後のあるべき姿を設定します。

【問題・課題】
支店の管理体制の構築と組織力の強化

【背景・現状(要因・原因)】
❶ドライバー不足が常態化しており、管理職がほぼ毎日乗務している。
❷私(支店長)も含め管理職が乗務に時間を多くとられている為、社員とのコミュニケーションがなかなか取れず良好な人間関係、深い信頼関係の構築がなかなかできずにいる。
❸目先の現場作業やトラブル処理に追われ、本来あるべきマネジメントができていない。
❹人材教育が計画的に遂行されていない。

【一年後の姿】
私と幹部二人が365日業務として乗務をすることがなく、顧客管理(営業活動含)と現場管理(社員との関わり)が活発に行えている状態。また二人の幹部が顧客と現場の状況をしっかり把握し私を補佐してくれている状態で、且つ売上も利益も目標達成している。(売上前年比115%、経常利益売上比5%)

具体的に見える化した方針書に従い計画書を作成します。

計画書を作成することのメリット

日々忙しすぎてやるべき事が後回しになり、気づいたら時間がなくなっていた、という経験は誰しも一度はあるかと思います。計画書を作成することのメリットは、
・目標までの距離を知り、
・日々やるべき活動が見える化され、
・途中で脱線することがあっても、目指すべき道に戻ることができます。
わかりやすく未来を感じるような計画書が社内に浸透すると、社員のモチベーションが向上し、社内に一体感が生まれます。それぞれが自分事として会社の目標に向かって行動するための羅針盤としての役割を果たします。

↓物流マネージャー実践研修では、月間行動計画書を作成します。↓